iRIC講習会inマニラ開催されました.

12月5日~7日,フィリピン・マニラ市におけるiRICとRRIの合同講習会を無事終了することが出来ました.
現地でのコーディネートは在フィリピンJICA専門家の名久井様に構想,準備,アナウンス,会場,印刷物,交通など全面的な協力を頂き,DPWH, PAGASA, PHなどから総勢50名を超える受講者を迎えての大規模の講習会となりました.
講師は,京大の竹林先生,JICAの馬場様,北見工大の渡邊先生,北大の清水,USGSのNelson博士,オリエンタルコンサルタントの井上様,ICHARMの中村様,River Linkの旭様,三井共同建設コンサルタントのMin Thu Kyaw様など,幅広い組織の皆さんにご協力頂き,添付のような大変バラエティーに富んだ中身の濃いプログラムとすることが出来ました.
今回,初めての試みとして,流出解析に分布型流出モデルRRIをICHRAM様の全面協力のもとで,講師として中村様の派遣を頂き,iRICの各モデルと併せての講習させて頂きました.
また,現地ミンダナオ島の実河川の水理模型実験と水理解析業務をなさっている井上様に水理実験の実演と再現計算という非常に実務的な内容の講師をお願いすることが出来ました.
受講生の反応や習熟度も非常に良く,大変有意義な講習会であったと思います.関係者の皆様のご協力に心から感謝致します.本当にありがとうございました.
なお,講習会中の関係者間の議論の中で,
未だ,「降雨・流出・河川・氾濫といった一連の流れを扱うにに際してのモデルとしてのシームレス性」が不十分という指摘もあり,この点は今後各組織の皆様のご協力を頂きながら改良を加え,より分かりやすい,実用に役立つモデルの開発と講習会を目指したい所存です.
引き続きご支援頂ければ幸いに存じます.
講習会の様子は,こちらからご覧いただけます.
また,講習会後の12月8日に名久井様のご案内で,ピナツボ火山からの火山灰流(ラハール)で有名なパッシグポトレロ川を見学させて頂きました.
噴火直後の大量の火山灰流出・堆積という問題から,現在は浸食と河床低下という問題へ遷移し,特に問題となっている橋梁現場なども見させて頂きました.改めて土砂問題の重要性を認識させて頂きました.
パッシグポトレロ川の様子(ドローン空撮画像含む)はこちらからご覧いただけます.